【トカゲノート】武田薬品の株価下落の今後

10月6日に武田薬品株が急落しました。

その日の始値が3500円でしたが終値は3340円と1日で4.6%の下落。翌日も株価は下げ、直近29日の終値が3203円なので、6日の始値からいまだ8.5%下落した水準にあります。株価は7日に下げ止まりましたがそこから低空飛行が続いている状況です。

トカゲの武田株も含み損がマイナス13%くらいになってます…

出所:Yahoo!ファイナンス

株価急落の理由は、新薬候補(TAK-994)の第2段階の臨床試験を切り上げたと武田薬品が発表したからです。

武田薬品ニュースリリース:経口オレキシン作動薬TAK-994の臨床プログラムのアップデートについて

臨床試験とは、試験的に患者へ薬を投与してその有効性や安全性を確認するものです。今回は、その試験で安全性シグナルの存在が明らかになったため、患者の安全性の確保のために試験を予定より早く終了したとのことです。

ただ、この新薬開発を断念すると決めたわけではないようで、武田薬品は、「これによりTAK-994のベネフィット・リスクプロファイル評価を迅速に実施し、プログラムの次の段階について判断します」としています。

マーケットは、このニュースをもちろんネガティブなものとして受け止め、株価は急落しました。新薬候補による将来の売上/利益/キャッシュフローを見込んで急落前の株価がつけられていたからです。

数週間株価の動きを見ていましたが、ひとまず株価は下げ止まったと判断できると思います。今後については、「プログラムの次の段階について判断」というところが重要になってくるはずです。この新薬の開発を継続するのか、それとも開発を打ち切るのか。もちろん後者の判断になればさらなる株価の下落はあり得ると考えられます。

一方、今週28日に武田薬品は自社株買いを発表しています。こちらはポジティブニュースです。

武田薬品ニュースリリース:自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ

この発表を受けてと考えられますが、翌日29日の株価は1.2%上昇しました。発表の中でCFOは、「当社が潜在的に有している価値に対してかなり割安な価格で自己株式を買い戻す機会があると判断」と述べています。会社としては、新薬候補(TAK-994)の一件を織り込んでも現在の株価は割安と判断しているのかもしれません。

トカゲ自身は、様子を見つつ少しずつ買い増しかなと考えています。

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