仮想通貨のエアドロップ(給付金)界隈で一度は目にするこの「a16z」。
一体何ぞや?という疑問にお答えするのが今回の記事です。
逆に言うと、
「これを目撃したらエアドロップの可能性濃厚では...」
といった裏の見方も出来ちゃうので是非読んでみてください~
「a16z」とは
- 正式名称は" Andreessen Horowitz"
- 2009年設立
- シリコンバレーに拠点を置くVC(Venture Capital)
- 初期段階のスタートアップ、特に仮想通貨関連の分野に積極的に投資
鋭い方は既にお気づきでしょうが、正式名称(Andreessen Horowitz)のA~Zの間のアルファベット数が16個あり、それが「a16z」の由来です。
最大の特徴はやはり仮想通貨に特化したVCであるということ。
中でも仮想通貨やWeb3スタートアップに投資する「a16z crypto」チームはこれまで既に
76億ドル(約1兆円)
調達している。
スケールが違い過ぎてもはやピンと来ないですが、仮想通貨に投資するVCとしては間違いなくトップレベルです。
仮想通貨専門チーム「a16z crypto」
a16z は共同設立者である Marc Andreessen と Ben Horowitz の他、各投資セクターの専門チームで構成されています。
その中で仮想通貨専門チーム「a16 crypto」について紹介しましょう。
以下に、その主要メンバーのTwitterアカウントを紹介します。
「a16 crypto」の動きをいち早くキャッチしたい方は要チェック!
Marc Andreessen:共同設立者
Ben Horowitz :共同設立者
Marc と Ben は初期資本 3 億ドルでポートフォリオを構築し、3 年で9倍( 27 億ドル)にしたんだとか!すごすぎる...
Ali Yahya:ゼネラルパートナー
Arianna Simpson:ゼネラルパートナー
Chris Lyons:Web3 Media 担当
アンテナ張ってる方達は既にフォローしてたりします。試しに確認してみてください(笑)
a16zとAirdropの関係は??
a16zが出資する仮想通貨プロジェクトの中には、過去に何度もAirdropが配布されており、その実績からエアドロ界隈では
「a16zの投資先 = Airdrop」
のイメージが持たれてるわけです。
具体的な実績は??
2021年に、a16zはUniswapのAirdropを実施し、当時1,400ドル相当のUNIトークンを保有していたユーザーに、1,200ドル相当のUNIトークンを配布しました。
さらに、同年には、SolanaのAirdropを実施し、当時7,000ドル相当のSOLトークンを保有していたユーザーに、数百ドル相当のSOLトークンを配布しました。
a16zが出資するプロジェクトの中には、将来性の高いプロジェクトが多数ありますので、注目が集まっています。次の章で、そのいくつかのプロジェクトを紹介していきます。
a16z の投資プロジェクトとその関連銘柄
a16z cryptoのポートフォリオがこちら。
非常に幅広く投資しており、話題の「WEB3」や「NFT」をはじめ「DEFI」、「LAYER2」などほとんどの暗号通貨関連分野を網羅していることがわかります。
先にも述べましたが、a16zの共同設立者であるMarc AndreessenとBen Horowitzは初期投資3億ドルをたった3年で9倍(27億ドル)にしたという驚異の投資実績を持っています。
そんなチームが投資しているこのポートフォリオは、間違いなく要チェック!
それでは、代表的なトークンをいくつか紹介しますね。
SOLANA(SOL)
- 価格:$25.30
- 時価総額:$9.5B(CMC ranking:10位)※2023/1/22時点
暗号資産ネットワークの高速化と拡張性の向上を目的とした暗号資産ソリューションのひとつ。
プルーフ・オブ・ヒストリー(PoH)と呼ばれる合意形成メカニズムなどの新しいテクノロジーを活用した取引速度の速さが特徴。
またこれにより、取引の混雑を緩和し安い手数料を実現。
これらの高速性と低い手数料により、ゆくゆくはVisaのような中央集権的な決済プロセッサと競合する規模になることが期待されている。
ビットコインが一秒間に処理出来るトランザクション数が7件程度に対し、なんとソラナは50000件と言われています。これは驚異的!
Avalanche(AVAX)
- 価格:$17.32
- 時価総額:$5.4B(CMC ranking:17位)※2023/1/22時点
2020年9月にメインネットを立ち上げた、分散型金融のプラットフォームを目指すパブリックブロックチェーン。
「Avalanche consensus」と呼ばれる高いトランザクション処理能力を持つ独自のコンセンサスアルゴリズムが導入されており、これにより高速処理と安い手数料を実現。
Solanaも同様のメリットを持ちますが、イーサリアムとの互換性を持つ点はAvalancheの大きな特徴。
AvalancheやSolanaは、どちらも将来のイーサリアムキラーとして有力視されていますね!
Aptos(APT)
- 価格:$12.86
- 時価総額:$2.0B(CMC ranking:29位)※2023/1/22時点
Aptoslabs(アプトスラボ)社が開発しているL1(レイヤー1)ブロックチェーン。
2022年10月にメインネットが稼働したばかりであり、現在非常に勢いのあるトークンの一つ。
Block-STM (Software Transactional Memory)によるトランザクション処理に対する独自の並列化およびパイプライン化を実現。
トランザクションを並行処理できるため、高速処理が可能となる。
なんと開発を手掛けているのはあのMeta(旧Facebook)社メンバー!大規模な資金調達に成功しており、かなり注目されている模様!
Internet Computer(ICP)
- 価格:$5.57
- 時価総額:$1.5B(CMC ranking:39位)※2023/1/22時点
クラウドサービスの仕組みをブロックチェーン上で実現させるプロジェクトであり、話題のWEB3関連トークンの一つ。
現在の中央集権的なクラウドサービスに代わる、分散型のクラウドサービスプラットフォームの構築を目指す。
これにより例えば個人情報を一企業が占有するリスクやサーバーダウンリスクを無くすことに繋がる。
ブロックチェーンを活用した容量無制限の分散型クラウドサービスの開発や、独自プログラミング言語「Motoko」を用いることでブロックチェーン上でWebサイト・アプリ・サービスなどを気軽に開発できるようになる。
打倒GAFAを掲げる夢のあるプロジェクト!今後に期待ですね!
Maker DAO(MKR)
- 価格:$711.4
- 時価総額:$695M(CMC ranking:64位)※2023/1/22時点
暗号通貨を担保としてスマートコントラクトベースで米ドルにペグされたステーブルコインDaiを発行する、DeFi(分散型金融)を代表するプロジェクト。
金融サービスをDAO(自律分散型組織)によって分散的に運営することを目的としている。
MKRを保有すればプロジェクトの運営に参加可能(ガバナンストークン)。
DEFI関連分野の中で、トップクラスのTVL(Total Value Locked)を誇る。
今やDAOの代名詞とも言えるプロジェクト!今後のWEB3関連にも大きく関わってくる可能性ありです!
dYdX(DYDX)
- 価格:$1.71
- 時価総額:$267M(CMC ranking:119位)※2023/1/22時点
仮想通貨の分散型取引所(DEX)の一つ。
DEX:管理者が存在せず、ユーザー自身がウォレットを管理して取引を行うブロックチェーン上に存在する取引所。
仮想通貨を2~25倍賭けでトレードする証拠金取引や、預入で金利を得るステーキングなどのサービスを提供。
スケーラビリティ向上に取り組むプロジェクト「StarkWare」と提携しレイヤー2を導入することで、低コスト・高速の取引を実現。
レイヤー1:分散性が高いが手数料割高で処理が遅い。(例)Ethereum
レイヤー2:手数料が安く処理能力が高い。(例)Optimisum、Arbitrum
DYDXは過去に1アカウント当たり最大1500万の給付金(エアドロップ)を配布しており、仮想通貨の給付金ブームの先駆けとなったトークンでもある。
1500万はもはや夢しかない。。。皆さん、今からでも給付金案件は触っておいて損はないですよ!
Optimism(OP)
- 価格:$2.28
- 時価総額:$541M(CMC ranking:75位)※2023/1/22時点
イーサリアム(レイヤー1)の速度遅延、ガス代高騰といった問題解決を主な目的としたレイヤー2プロジェクト。
2021年12月にメインネットが一般開放され、その後Huobi Global、KuCoin、Gate.io、Coinbaseなどの海外仮想通貨取引所へ次々と上場したことで注目を集めている。
「Optimistic Rollup」というロールアップ技術によりイーサリアム(レイヤー1)の処理を受け持つことで、レイヤー1の処理負荷を軽減。
Optimismは2022年5月31日にOPトークンのエアドロップを実施している。
そしてまた今後もエアドロップを実施することが噂されており、給付金界隈でも注目されている。
OPの給付金案件は可能性高いので激熱ですよ~
Near Protocol(NEAR)
- 価格:$2.50
- 時価総額:$2.12B(CMC ranking:30位)※2023/1/22時点
2020年4月にメインネットをローンチさせた、スマートコントラクトを適用するdAppsのプラットフォームブロックチェーンプロジェクト。
daps(Decentralized Applications):ブロックチェーンを利用した分散型(非中央集権型)アプリケーション。
「Nightshade」と呼ばれるシャーディング技術を適用しており、従来のブロックチェーンよりも高速で手数料が低いのが特徴。
シャーディング:処理を分散することで、本来は一気に実施していたトランザクションの処理を分けて実施すること。
「Rainbow」と呼ばれるブリッジ機能を適用しており、これによりNearprotocolとイーサリアムチェーン間でトークンの行き来が可能に。
個人的に注目しているトークン。数あるイーサリアムキラーの中で台頭できるか?
Celo(CELO)
- 価格:$0.696
- 時価総額:$336M(CMC ranking:103位)※2023/1/22時点
スマートフォンを利用した金融システム普及を目指すプロジェクト。
法定通貨を直接交換できる3種類のステーブルコイン「Celo Dollar(cUSD)」や「Celo Euro(cEUR)」「Celo Gold(cGLD)」を開発。
送金用のアドレスであるパブリックキーに電話番号を使用。これにより銀行口座が普及していない発展途上国であっても、仮想通貨を使って資産の管理が可能に。
ユーティリティトークンであるCELOはステーキング、ガバナンス、手数料の支払いという3つの役割がある。
LinkedIn創業者やTwitter創業者、なんとあの本田圭佑選手からも支持されているとか!?
Handshake(HNS)
- 価格:$0.0290
- 時価総額:$16.3M(CMC ranking:641位)※2023/1/22時点
既存のDNSシステムをブロックチェーン技術を応用して新たな時代へ導くためのプロジェクト。
中央集権的な組織からインターネットを自由にすることを目的としている。
インターネットは現在、単一の信頼できるルートDNSゾーンと、信頼できる認証局を提供する一部企業に依存しているが、Handshakeはその代替手段を実験・探求するものである。
技術的な内容は難しいのでさておき、分散型WEBを目指すWEB3に関わってくるプロジェクトのようですね。
最後に
a16zは、現在も開発段階の仮想通貨プロジェクトに多数投資しています。開発段階、つまりまだプロジェクトトークンが世にでいないものも多く、それは今後Airdropとして配布される可能性も示唆しています。雑なまとめ記事となってしまい恐縮ですが、Airdrop期待値の材料として、a16zが投資しているか否かを見るのも十分ありだと思います!
今回はここまで、参考になれば幸いです〜